成道会の集い 2017/12/8(金)
園長先生のおはなし
ののさまに合掌
これまで積み重ねてきたお友達や先生との信頼感、連帯感を舞台一杯に披露してくれることでしょう。どうぞお楽しみに
今日はホールで成道会の集いを行いました。
「成道会(じょうどうえ)」とは、お釈迦さまがお悟りを開かれた日を記念する仏教の法要・行事を意味します。
本当の道を求めてお釈迦さまは29歳で出家され、厳しい苦行に身を投じるのですが、それでは何もわからないと思い、別の道を求めることにしました。
やつれた体をスジャータという娘さんから頂いた乳粥 (ちちがゆ) で癒され、お釈迦さまは大きな菩提樹の下で瞑想の修行に入りましたが、お釈迦さまの心の中にいろいろな悪魔(煩悩)が姿を現し、誘惑したり、たぶらかしたり、脅したりします。その一つひとつに打ち勝ち、ついにある日、お釈迦さまは本当に大切なことに気づきました。
それは、
「私は自分一人の力で生きているのではない。あらゆるものはつながりあい、お互いを支えている。私は大きなつながりの中で生かされている。」
というものでした。
その大いなる気づき、お釈迦さま35歳のお悟りの日、12月8日を記念して、この日を成道会というのです。
「賢い子どもになるために努力するがんばる心」
求めると欲しいは違う。
「自分の中にも邪悪な心がある。それをしっかり見つめ、負けないようにする」
嘘をついたり、悪口を言ったり、怠けたりサボったり、そういう心は人間であれば誰にでもある。大切なことはそれを自覚して、そういった邪悪な心に打ち勝つ、強い心をつくること。
「自分一人で生きているのではない。みんなのおかげで生かされている」
お父さんお母さんがいて生まれてきた。
お友達がいるから、一緒に歌を歌うことができる。がんばることができる。自分一人で生きているわけではない。多くのおかげをいただいていることに感謝する。
子供たちに教えながら大人もまた、生き方、ありかたを考え、見つめ直す良い機会のように思います。
園長先生のちょっと長ーいお話を、しっかりと起立し頷きながら真剣な表情で聞いている純粋無垢な子供たちの表情に心を打たれました。
お釈迦様の掛け軸も食い入るように見つめています。
集いが終わってから、各お部屋で粛々とスジャータさんのミルクを頂きました
年長さんはおかわりしまくり
どんどんおりこうさんになりますように
あす、あさっては遅れないようにきてくださいね?