成道会のつどい おりこうさんになりますように 2018/12/7(金)
12月8日は、花まつりに続いて三仏忌の二つ目に行事「成道会」です。
1日前の今日、幼稚園では成道会の集いを行いました。
袈裟を着た園長先生がお坊さんになって出てくると、みんないつにもまして姿勢よく、ピリッとして成道会やおさとりについてのお話を聞いています。
園長先生 「今日は何の日ですか?」
みんな 「じょうどうえ?」
園長先生 「成道会ってなんですか?」
みんな 「おさとり?」「牛乳飲む日?」
園長先生 「おさとりってなんですか?」
みんな 「おりこうさんになること?」
クラスで担任の先生のお話をしっかり聞いてきた子は自分の頭で考えながら一生懸命発言しています。
園長先生が子供たちに聞かせてくれたお話の抜粋です。
「お釈迦さまは4月8日に生まれた時には何不自由ない暮らしをする裕福な王子さまでした。
あるとき王子様は一つめの門でしんだ人を見て驚きました。
二つ目の門で病気の人を見て悲しくなりました。
三つ目の門で生まれたばかりの赤ちゃんを見て自分もこうやって生まれてきたんだなと知りました。
四つ目の門には頭を丸めたお坊さんがいました。
この人みたいになると決めたお釈迦さまは、この時から王子様という名誉を捨てて修行を始めました。
ご飯を食べない修行ではおなかがすいておばけみたいになり人の物をとりたくなったりしました。
川の中に入ってじっとしている修行、滝に打たれる修行、夜眠らない修行などいろんなことをやったけれど「これではだめだ!」と思いガンジス河で体を洗います。
その時、とってもおなかがすいていたお釈迦さまにスジャータという娘が乳粥をもってきてくれました。
お釈迦さまは嬉しい気持ちになりました。優しい気持ちになりました。
怖かった目玉だけの修行の顔から穏やかな顔になられ、苦行で失われていた体力を少しづつ回復し、お釈迦さまは伽耶村の菩提樹の下で座禅に入られました。
そして12月8日の朝早く、お空のお星さまがひとつお口に入った時にお悟りをひらかれたのです。
みんなと仲良くすること!優しくすること!ケンカしないこと!
そうすると、楽しく暮らせるということがわかったのです。
右手はのの様のおてて。左手は自分のおてて。合わさったらおりこうさんになれます。
合掌ができる人は仏様が守ってくれます。」
そのようなお話を聞き、掛け軸に描かれた12月8日のおさとりの様子を見ました。
世界からいろんな人や動物が集まってお祝いしたり、三蔵法師や孫悟空がいたり、おりこうさんになることを邪魔する悪魔が描かれていたり、緻密な絵が施された掛け軸を子供たちは目を皿のようにして見つめていました。
そして、乳粥の代わりに「特別な牛乳」を頂き、みんながおりこうさんに、幸せになるように、明日と明後日のおゆうぎかいが上手にできるように、おまじないのことばを園長先生にかけてもらいました。
ゆうぎかいという一つの行事の中に、これまでに幼稚園で子どもたちが得た経験や自信を身近に感じられることと信じています。
先生たちと子どもたちはいつも心をひとつにして泣いたり笑ったり共に頑張って練習をしてきました。
先生が全力で子供たちにかけるひとつひとつの言葉に深い愛情を感じ、子どもたちもまた全力で受け取ってきました。
そんな成道会を記念したおゆうぎかいです。
みなさま、どうぞお楽しみに。
1日前の今日、幼稚園では成道会の集いを行いました。
袈裟を着た園長先生がお坊さんになって出てくると、みんないつにもまして姿勢よく、ピリッとして成道会やおさとりについてのお話を聞いています。
園長先生 「今日は何の日ですか?」
みんな 「じょうどうえ?」
園長先生 「成道会ってなんですか?」
みんな 「おさとり?」「牛乳飲む日?」
園長先生 「おさとりってなんですか?」
みんな 「おりこうさんになること?」
クラスで担任の先生のお話をしっかり聞いてきた子は自分の頭で考えながら一生懸命発言しています。
園長先生が子供たちに聞かせてくれたお話の抜粋です。
「お釈迦さまは4月8日に生まれた時には何不自由ない暮らしをする裕福な王子さまでした。
あるとき王子様は一つめの門でしんだ人を見て驚きました。
二つ目の門で病気の人を見て悲しくなりました。
三つ目の門で生まれたばかりの赤ちゃんを見て自分もこうやって生まれてきたんだなと知りました。
四つ目の門には頭を丸めたお坊さんがいました。
この人みたいになると決めたお釈迦さまは、この時から王子様という名誉を捨てて修行を始めました。
ご飯を食べない修行ではおなかがすいておばけみたいになり人の物をとりたくなったりしました。
川の中に入ってじっとしている修行、滝に打たれる修行、夜眠らない修行などいろんなことをやったけれど「これではだめだ!」と思いガンジス河で体を洗います。
その時、とってもおなかがすいていたお釈迦さまにスジャータという娘が乳粥をもってきてくれました。
お釈迦さまは嬉しい気持ちになりました。優しい気持ちになりました。
怖かった目玉だけの修行の顔から穏やかな顔になられ、苦行で失われていた体力を少しづつ回復し、お釈迦さまは伽耶村の菩提樹の下で座禅に入られました。
そして12月8日の朝早く、お空のお星さまがひとつお口に入った時にお悟りをひらかれたのです。
みんなと仲良くすること!優しくすること!ケンカしないこと!
そうすると、楽しく暮らせるということがわかったのです。
右手はのの様のおてて。左手は自分のおてて。合わさったらおりこうさんになれます。
合掌ができる人は仏様が守ってくれます。」
そのようなお話を聞き、掛け軸に描かれた12月8日のおさとりの様子を見ました。
世界からいろんな人や動物が集まってお祝いしたり、三蔵法師や孫悟空がいたり、おりこうさんになることを邪魔する悪魔が描かれていたり、緻密な絵が施された掛け軸を子供たちは目を皿のようにして見つめていました。
そして、乳粥の代わりに「特別な牛乳」を頂き、みんながおりこうさんに、幸せになるように、明日と明後日のおゆうぎかいが上手にできるように、おまじないのことばを園長先生にかけてもらいました。
ゆうぎかいという一つの行事の中に、これまでに幼稚園で子どもたちが得た経験や自信を身近に感じられることと信じています。
先生たちと子どもたちはいつも心をひとつにして泣いたり笑ったり共に頑張って練習をしてきました。
先生が全力で子供たちにかけるひとつひとつの言葉に深い愛情を感じ、子どもたちもまた全力で受け取ってきました。
そんな成道会を記念したおゆうぎかいです。
みなさま、どうぞお楽しみに。