わくわくブログ

遠い記憶の中にある初めての味 2022/6/21

玉ねぎやにんにく、更にはマッシュルームも加えてじっっっくり煮込むと・・・(^^)
玉ねぎやにんにく、更にはマッシュルームも加えてじっっっくり煮込むと・・・(^^)
みなさんは洋食の味と言えば何が思いつくでしょうか??
オムライスやデミグラスソースのハンバーグ、メンチカツにクリームコロッケ、エビピラフにコンソメスープ…今や身近な味として色々なところで見かけたり食べたりすることがあると思いますが、子どもの時に食べた洋食の味で印象に残っている物はありますでしょうか?

私が子どもの頃(30年以上前の話ですが…)は、デパートの食堂やファミリーレストランに行くことは貴重な「外食」として、特別な時間だったと覚えていまして、お子様ランチやクリームソーダはそこに行かなければ食べられない物でしたし、大人が食べている物はきっととても高級な物なんだろうなーと想像していました。

ある日、滅多に外食をしない祖父が私を連れてある洋食屋を訪れました。当時はよくわかりませんでしたがテーブルと給仕の雰囲気からいつもの「食堂」とは違う雰囲気に緊張してしまったのですが、その時に食べたハンバーグとソースの味がとても美味しく感じ、子どもながらに感動したことを覚えています。
茶色くて香ばしいそのソースは初めて食べるのに何故か知っているような味でしたが、その時は緊張していてそれが何で出来ているのかを聞く事ができず、その後は大人になるまでそのソースを再び味わう機会はありませんでした。

飲食の仕事を始めてしばらくしてあの時のソースが「シャリアピンソース」と言うものであることが判明し、あの味を再現しようと試作を重ねていく中であの香ばしさと何処か馴染みのある味の決め手が「醤油」だったと気付いたときに再び感動し、子どもの頃の感動と重なって忘れがたい思い入れのある物となりました。
そんなことを思い起こしながら、先日の給食のハンバーグのソースとして作ってみました。子ども達の「美味しかったよー!」で再び感動してしまい、感謝の気持ちでブログにいたしました。
いつも頑張って沢山食べてくれてありがとう!

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