7月13日から4日間は東京のお盆ですね。
(地方は8月13日からの4日間です)
四恩幼稚園発祥のお寺、お隣の金剛寺では、毎年7月12日の午後からお施餓鬼(おせがき)という大きなお寺の行事があります。
500軒以上の檀家さんや信徒さんがご先祖さまのために(延いては現世に生きる自分や家族のために)お寺に集まり大勢のお坊さんと共にご供養をします。
「餓鬼」とは、地獄道の次に苦しい世界である餓鬼道に落ちていつも飢えと渇きに苦しんでいる亡者の事です。
食べ物があっても、餓鬼が食べようとしたとたん、たちまち炎となってしまい、飢えの苦しみを癒すことができないのです。そんな、自分の力ではどうしようもない餓鬼に飲食の施しをするのが「施餓鬼会」です。
さてここからは、お盆の集いで園長先生が住職に変身して、お不動様のいらっしゃる内陣から天蓋の下に正座する子どもたちに向けて話してくれた内容をご紹介します。
地獄とか鬼とか閻魔様とか子どもたちにとっては衝撃的な名詞がばんばん飛び交いますw
おちゃらけた雰囲気皆無で正座にて聞き込んでいる姿の可愛いこと
その姿はイマージュさんがスナップ写真を撮ってくれているので販売をお楽しみに(^^)
園長先生が静かな声でお話ししてくれましたシリーズその1
地獄の入り口には鬼がいて、
嘘ばかりついてる子は閻魔様に舌を抜かれること、
いじめっこは鬼に叩かれること、
好き嫌いをしたり食べ物を粗末にする子は口に入れた食べ物が火になって燃えてしまうこと。。
聞いているだけでも、こ、コワイ(´???ρ???`)
でも四恩幼稚園のみんなは正直者だし、優しいし、何でも食べる元気で良い子達ばかりだから安心だね
「地獄じゃなくて天国に行く?」「天国には神さまがいる?」と自信たっぷりに答えてました
仏教園。。
その2
13日のお盆に迎え火を焚くと、みんなの大切なご先祖さまがキュウリの馬に乗って大急ぎでおうちに帰ってきます。
みんなと一緒におご馳走を食べたり、笑顔を見たり、4日間を楽しく過ごして、16日の送り火では、なすの牛にお土産をたくさん乗せてゆっくりゆっくり仏様の世界に戻っていきます。
お部屋で担任の先生たちからお話を聞いて覚えてきてるので住職の質問にどんどん答えることができる子どもたち。
きゅうりは年長さんが育てたりっぱな
なすは幼稚園の畑で運転手さんが育ててくれた強そうな
お盆の集いで、自分自身や大切な家族はご先祖さまあってこそ!と言うことを知りました。
そっと手を合わせ感謝の心を持ついい子ばかりです
明日は午前保育となります。
お昼過ぎから駐車場が混雑しますのでご注意下さいね。
住職の法話(園長先生のお話) 金剛寺ご本尊さまは不動明王です