今日はホールで「青葉まつりの集い」を行いました。
弘法大師さま(空海)が6月15日の青葉が美しい季節にお生まれになったということで、本日みんなでお誕生日のお祝いをしたのです。記念撮影をして境内のお大師さまにもご挨拶に行きました。。
ちっちゃくてかわいい2歳児のひつじ組さんたちも参加です。年少さんたちがとってもお兄さんお姉さんに見えましたよ。
そして先週から来ている実習生のお姉さんたちや、今日から3日間職場体験で来ている中学生のお姉さんたちを柊二先生から紹介してもらいました。たくさん遊んでもらって子どもたちはとっても嬉しそうです。
今回は、四恩幼稚園が初めてのお母さんたちにはちょっとわかりづらい仏教行事、青葉まつりってなに?の質問にお答えします。
金剛寺境内の鐘楼の下に弘法大師さまの像があるのをご存知ですか?
おだいしさまと呼ばれています。
金剛寺住職の姿で現れた園長先生が「お大師様は何をした人?」と尋ねると、年長さんから「学校」「ひらがな」「池」という言葉が飛び出てきました。
大当たりです!!担任の先生のお話がよく聞けていますね。
「学校」
どんな人でも勉強ができるように「綜芸種智院」(しゅげいしゅちいん)という学校をつくられました。
「ひらがな」
子どもたちにも文字が分かるように「いろはうた」を教えて下さいました。
「池」
日本最大農業用ため池となっている「満濃池」(まんのういけ)の工事をされました。
たくさんの偉業を成し遂げられたお大師さまをよみ取ることにより、自分から進んでする勉強の大切さ、努力の大切さを感じ取れるといいなと思います。
大人向けではありますが【空海の名言】の一部をご紹介します。
☆人間は誰もが胸の中に宝石となる石を持っている。一生懸命磨いて美しく光り輝く玉になる。
☆周りの環境は心の状況によって変わる。心が暗いと何を見ても楽しくない。静かで落ち着いた環境にいれば心も自然と穏やかになる。
☆気持ちが落ち込んでいる時や悪いことを考えているときはすることすべてが災いを招く。
☆ものの道理を見る目が開いていれば身の回りのものすべてが大事なものだとわかる。
「みんなの心の中には仏さまがいます」と、子どもたちにはもっと理解しやすい言葉で折に触れて園長先生が伝えてくれています。自分に優しくする子に育ってほしいです。
優しさは自分の心が満たされて初めて他の人にあげることができるし、優しさは愛になって循環します。
今日は真言宗ならではの《金剛合掌》という新しい合掌を教えてくれました。
金剛石という石はとっても強いんだそうです。
その石のようにみんなも誰にも負けない気持ちを持つときに組む金剛合掌はお大師さまが作られたそうです。
どのようにするのか子どもたちに聞いてみてくださいね。